アメリカの大学システム
アメリカの子どもたちは18歳になると寮生活をして親離れをします。
18歳くらいでは“将来自分が何をしたいのか” “何が自分に向いているのか”本人達にはまだわからない、とアメリカ人は考えています。そのため、大学の最初の2年間は一般教養中心のスケジュールとなっていて、自分をゆっくり見つけ出すための時間となっています。
テストなどでは、日本のような「リンカーンはいつ奴隷解放をしたか?」という“集中力、記憶力、自己管理能力”を問う問題ではなく、「あなたがリンカーンだったら、本当に奴隷解放を行ったか答えなさい。」と、“分析力、決断力、行動力”を養う目的になっています。
自分をみつけること(自分を知ること)と分析力、決断力、行動力を養うこと、寮生活を通してコミュニケーション能力を養い社会にでる準備をすること、がアメリカの大学教育の目的となっています。
文系、理系、芸術系という概念はない
生物や数学専攻の生徒でも、絵画や音楽のクラスがとれます。アメリカの大学では、生徒たちに広く浅く様々な分野を学ばせることに重点を置いています。生徒はこのような機会を与えられているので“自分の好きなことが何か?”“学びたい分野がどの分野か?”じっくり時間をかけてみつけることが出来るようになっています。
専攻は入学してから決めてもよい
入学時に専攻が決まっていないといけない事はありません。アメリカ人でも1,2年生で専攻がまだ決まっていない生徒もいます。通常、アメリカの大学の1,2年制のカリキュラムは一般教養中心になっているので、3年生くらいで専攻が決まれば問題がないのです。
寮制
アメリカの大学ではほとんどが寮制になっています。親元を離れて、寮生活を様々な人々とすることでコミュニケーションの能力をつけて社会へ出る準備をすることが大学教育の目標となっています。
専攻はいつでも変更できる
途中で専攻を変えたくなったら、変更専用の用紙を記入し、自分のアドバイザーのサインをもらえば変更は可能です。とてもシンプルです。
卒業は単位制
各大学が掲げている卒業単位を取得できれば卒業ができます。学年も持ち単位で何年生かが決まります。夏休みのクラスもフルに取得し、各学期、目一杯単位を取得すれば(かなり忙しいですが)、3年~3年半での卒業も可能でしょう。入学式はありません。
大きな大学では200以上の専攻がオファーされている
1つの大学で200以上の専攻がオファーされていれば、自分の学びたいものがない!なんてことはありえません。600という専攻がアメリカには実存します。
*日本の大学のような数十万円の入学金や施設費はほとんどの大学では発生しません。各大学にもよりますが、願書提出時に約5000円位の申込金が発生し、授業料のほかには5千~3万円のコンピューターラボ費やヘルスセンター費などが発生するくらいです。
